屋外で使い機器の銘板について

設備機器には、製品名やモデル名・製造年月日・ロット番号・製造会社などが記された銘板が取り付けられています。ここに記載してある情報は、修理やメンテナンスの際にマニュアルを見ながら作業するときに欠かすことができないものです。設備機器は、同じ製品でも生産途中で改良が行われ電子回路の変更が生じるケースが多くあり、マニュアルの中では製造ロットで管理をしたりして修理やメンテナンスの際の参照先が明示してあるのが特徴です。もし、屋外で使っている装置の銘板の文字が紫外線などにより劣化、見えなくなっているとマニュアルのどこを参照すべきかわからなくなるため、屋外で使う装置に利用する銘板は耐候性を持つものが使われるケースが多いのです。

凹凸になっている部分に、屋外用インクを焼き付け文字を表示させる仕組みを持つのがエッチング銘板です。この手法はカラフルなグラデーションなどの表現には不向きですが耐候性がとても高いなどからも文字が消えてしまうと困る、設備機器や公共施設などで活用されることが多いようです。金属はサビによる腐食が生じやすい素材ですが、金属の一つでもあるアルミニウム素材は別名SUS材と呼ばれることもある材料です。SUS材はサビなどの腐食が起こりにくいため屋外の銘板で使われることが多い、これをエッチング手法で行えば文字が紫外線やサビなどで見えなくなることはない、屋外に最適な組み合わせといえるのではないでしょうか。

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