配線ダクトで用いられる材質について

私達は様々なところで電気器具を使っています。一般家庭では多く家電製品が使われていますが、その電源を得るためのコンセントの設置や照明機器などを配置するするために、屋内に様々な所に電気配線が巡らされています。このように多くの電気配線がある場合には、それらを安全に管理する必要があります。そうしないと不用意に断線などを行うこともありますし、最悪の場合には火災などが生じる場合もある訳です。

そのような事態を避けるために配線をきちんとまとめておく事が必要です。このように配線をまとめる器具のことを配線ダクトといいます。この配線ダクトを使うことにより、配線を綺麗にまとめて断線を生じる外力から防ぐことができ、また水分などが付着することを防止することができます。このように配線を行う際には大変重要な配線ダクトですが、素材としては高分子材料が使われています。

高分子材料の中にも様々なものがありますが、配線ダクトに主に使われるものとしてはナイロン66などがあります。ただ、これも標準的なものというだけのことで、用途に合わせその他の材質も使われたりします。具体的に材質をあげると、プラスチックのポリフェニレンオキシドやポリ塩化ビニルなども使われる場合もあります。更に対衝撃性などが欲しい場合には、ポリプロピレンなども用いられることが知られています。

実際にどのような特性が必要になるかで使う材質も異なってきますので、どのような環境状況下で使用しなければならないかということを、まずはっきりさせる事が必要です。