タイラント方式結束バンドの用途と特徴について

結束バンドと一言にいっても、現在では数多くの製品が販売されています。1960年の日本の企業が開発したアイテムで、一般的なものは塩化ビニール製の商品です。このバンドには国際特許に認定された技術が組み込まれていますが、それがトラッキングと呼ばれるものです。結束バンドというと、一度締めたら緩むことがないという特徴が挙げられます。

これはバンドの裏面に備わっている凹凸が可能としており、この部分をトラッキングといいます。トラッキングを設けている結束バンドには、「タイラント方式」というものあります。このバンドの用途は主に、足場の固定・ソーラーパネルの設置施工の2つの用途が挙げられるでしょう。まずタイラント方式の特徴を簡潔に述べると、ロックナットが備わっています。

これはスパナを用いて締める・緩めることができ、ステンレス素材で非常に高い耐久度も有しているほどです。建設現場で使用する用途には必ず、耐久度が重要視される傾向があります。タイラント式であれば1本で約100kgの重量に耐えられ、トラッキングの効果を高めるロックも可能というわけです。ソーラーパネルの施工工事では、土台とパネルの接続に使用されます。

特にメガソーラーに採用される傾向にあり、長期間屋外で安全を考慮した設置をするにはタイラント方式の結束バンドが望ましいといえるでしょう。これらは建設用部材の一部という形になり、一般量販店で購入することはできません。